風の歌を聴きたくてスペインに来たのです

スペインについては全くの門外漢だったけれど、運と縁に導かれて、2017年夏からバルセロナにてMBA生として暮らしています。

英語が通じる場所・通じない場所@バルセロナ

Class of 2020 (1年制だと2019) の方々が続々と増えてきている時期ですね。と同時に、複数のスクールに受かられた方は、今年の夏から、どこの街(学校)で過ごすのか決断を迫られる時ですね。

 

と言うわけで、「バルセロナのスクールに興味はあるけど、英語ってどの程度通じるの?」という方向けに、ざっと所感を書き連ねてみます。

 

※ディスクレーマー
以下は僕の体験だけに頼って書いているので、100%信用することは避けてください

 

携帯電話ショップ:原則通じない。簡単な英語を使おうとしようものなら「I don’t know イングレス」と言われて会話中断。ただし、カタルーニャ広場のエルコルテイングレス内に入ってるショップだけは英語使用可でした。おそらく、観光客が多いからかと。

 

郵便局:原則通じない。整理券の発行機は英語が書いてあったので、局員も多少は話せるかと思ったけど、そんなことはなかった。

 

スタバ:通じる。店内も人種が様々。ただし、地場のカフェなら€1-2でコーヒーを買えるのに、個人的には、わざわざスタバに行くインセンティブが働かない。

 

レストラン・カフェ:観光地を除くと通じない。もしくは、留学生が集うカフェ(日曜日も空いていて、wi-fiが繋がるカフェ)だと通じることが多い。SandwiChezとか。

 

エルコルテイングレス(百貨店):ほぼ通じるけど、場所(店舗)次第。カタルーニャ広場の近くの店が一番よく通じる。ディアゴナル通り沿いの2店は、カタルーニャ広場の店と比べると通じにくい。

 

スーパー:通じない。

 

マーケット(市場):通じない。ボケリアなら一部通じる。

 

ガス・水道・電気等のインフラ対応:通じない。これらの会社と話す=故障・不具合等、緊急の場合が多いかと思うので、スペイン語が話せる同級生に手伝ってもらいましょう。

 

駅:原則通じない。カタルーニャ広場駅サグラダファミリア駅なら通じる。プロベンサ(カタルーニャ広場駅の一駅先)だと通じたり通じなかったり。

 

 

こんな感じの日常なので、英語が通じないストレスは少々感じます。が、それと引き換えに、自然とスペイン語ボキャブラリーは増えていきます。スペイン語かと思ったらカタルーニャ語だったというケースも少なくないけど。そういう暮らしが楽しそうだなと思えばバルセロナを選んでいいと思いますが、英語力の向上に注力したいなら、バルセロナは微妙な選択になるかと思います。

とあるスペインMBA生の一日

7時: 起床。子どももほぼ同時刻に起きる。起こされると言った方が適切かも。

 

7-9時: 家族と一緒に朝ごはん。子どもに気を配りつつ食事するので、味わって食べる機会ってだいぶ減ったなぁと感じる今日この頃。でも、そう感じる期間もあと数年しかないんだろうな。食後は、子どもと適宜遊びつつ、自分の身支度。身支度しながら、気が向けばEurope News, CNN等のLive newsをYoutTubeで見る。

 

9-10時: 登校。電車内でニュースチェック。なるべく英語に触れなきゃと思っているけど、どうしても日本語の記事を読んじゃう。FTかBloomberg読まなきゃ、と思ってるうちに降車する時間になるのがいつものオチ。

 

10-18時: 授業・グループワーク等。あんまり or 全く発言できなかった。。。と休み時間のたびに嘆息。

 

18-19時: 下校。クラスメイトと一緒に帰ったり帰らなかったり。日による。小腹の空いた同級生が車内でスナックやヨーグルトや豆類を食べる姿をたまに見かける。車内でヨーグルトかよ。家からわざわざ銀製スプーン持ってきてるし。

 

19-21時: 子どもをお風呂に入れたり、一緒にご飯を食べたり、寝る間際まで遊んだりして過ごす。ちなみに、スペインで19時に夕食って超早い。19時だとまだ開店してないレストランも多い。

 

21- 0 or 1時: お勉強。プレゼン直前だと、2時頃まで起きていることが多い。

 

きっとアメリカのB-Schoolに行っている友人より、規則正しく人間らしい生活をしておるのでしょう。会社員時代よりも睡眠時間長いし。

ただ、子どもがいない同級生の話を聞くと朝 or 夕方~夜にジムに行ったり走ったり、ことあるごとに飲みに行ったりしてる。うらやましい。けど、子どもと過ごす時間も削りたくない。

 

子連れ留学生は、概ね、

①なるべく子どもとの時間を取ろうとして上述のような感じで悩む

②勉強もリクルーティングもネットワークも大事だし・・・と何もかも全力で取り組む結果、子どもと過ごす時間が短くなり、パートナーから白い目で見られる

のどちらかに分類される人が多いのではないかと思うんですが、どちらをとるかはdepens on you!!

MBAランキング

Financial Timesから、最新のグローバルMBAのランキングが発表されましたね。

MBAランキングは、FT以外にも、EconomistU.S. NewsBloomberg Business WeekQS等が出してますが、米国だけ出願するならU.S. News、アジアと欧州を視野に入れているならEconomistとFTを参考にするのが王道ですかね。僕はもともと米国にフォーカスして受験していたので、長らくU.S. Newsだけど参考にしていた時期もありましたが、欧州も志望校のポートフォリオに入れるにあたって、急遽FTランキングを見始めた記憶があります。

ちなみに、僕がなぜEconomistよりもFTを優先して参考にしたかと言うと、Economistの方は卒業前後の昇給率等が他のランキングと比べてウェイトが低いこともあって、アジアと欧州のランクが低めに出ていて、納得感がなかったからです。

その辺の情報は、スペインのMBA留学生(Class of 2018-19)の中で最も有名と言っても過言ではないトミオさんのブログも是非ご参考になさってください。

 

んで、最新版のFTランキングにおけるスペイン各校(IE, IESE, ESADE)のランキングはと言うと・・・


1 Stanford Graduate School of Business (US)
2 Insead  (France / Singapore)
3 University of Pennsylvania: Wharton (US)
4 London Business School (UK)
5 Harvard Business School (US)
6 University of Chicago: Booth (US)
7 Columbia Business School (US)
8 Ceibs (China)
9 MIT: Sloan (US)
10 University of California at Berkeley: Haas (US)
11 Iese Business School (Spain)
12 Northwestern University: Kellogg (US)
13 University of Cambridge: Judge (UK)
14 HKUST Business School (China)
15 Yale School of Management (US)
16 Dartmouth College: Tuck (US)
17 Cornell University: Johnson (US)
18 National University of Singapore Business School (Singapore)
19 Duke University: Fuqua (US)
20 Esade Business School (Spain)

 

IESEが11位、ESADEが20位。ん?IESE、ESADE・・・。ん?ん?

IEが姿を消している!!!!

 

この件、うちの学校の中でも話題になっていたんですが、その理由が明かされているサイトを同級生が見つけてきてくれました。


Why IE Business School Lost Its FT Ranking


データサンプルが足りなかったのが理由らしいですね。とは言え、今年のランキングに入っていなかったからと言ってIEの権威・格が落ちるわけじゃないので、実質、バルセロナの我が校はランキングは1つ繰り上がってるよね、というのが同級生の間のコンセンサスなのであります。

Google翻訳

ケースを含め、毎日大量の英文に目を通して授業に臨むのが、MBA生としての務めです。でも、なかなか英文を読むスピードが向上しないこともあって、、バルセロナ生活中にあれもやりたい、これもやりたい、と思っていたことになかなか手を付けられない状況。

 

そんな中、「リーディングを全文コピーして、Google翻訳にぶち込めば、格段に速く読めるし要点も掴めるよ」とのアドバイスあり。いざ試してみると、確かに1つのケースを読むのに英語では1~2時間かかっていたのに、Google翻訳を使えば、20-30分あればケースのQuestionsに対してもそれなりに回答できることを発見。では、これからもGoogle翻訳を使おう!・・・とはなかなか思えないのです。

 

マネジメントの知識を効率よく吸収し、かつ、授業中もガシガシ発言する、ということに重点を置くなら、確かにGoogle翻訳を使って読み物を読んだ方がベターかと。ただ、留学中の目標の一つとして、「英文処理能力を上げる」ことを掲げている場合、この方法を使ってしまうと、目標が達成できないんですよね・・・。

 

バランスよく使えばいいんでしょうが、バランスと言われても、匙加減が難しい。
どうしても時間がない場合を除いて、従来どおり原文オンリーで頑張ろうかと思います。

ダミー問題(TOEFL)

今更な話なのかもしれませんが、TOEFL、ダミー問題の傾向が2017年の春頃から変わっちゃったらしいですね。ダミー問題についてこの場で詳らかに説明するのは憚られますが、要は、ラフレシアとか、ラグタイムミュージックとかの、アレです。約20回のTOEFL受験経験を持つ僕としては、音をミュートにしてても全問正解できます。まぁ、ダミーなので全問正解しても何の得にもならんのですが。

 

ダミー問題が垂れ流されている間はスピーキングの対策をすべし等々、色々なアドバイスがありましたが、自分の場合はリラックスタイムに充てることが多かったです。3-4時間の試験って疲れるし、休憩時間も短いので、多少のメリットはあったはずだと信じてます。

 

しかし、リーディング、リスニングの中でどの問題がダミーなのかよく分からなくなってしまった(らしい)この状況下、リラックスタイムがリアルな休憩時間オンリーになっちゃったんですよね。要するに、TOEFLの難易度、上がっちゃったということですね・・・。頑張ってください!としかアドバイスできないです。はい。

経験とか消費とか

マーケティングのケース然り、ビジネスストラテジーの授業然り、様々な企業のビジネスの取り組み・商品が紹介されていて課題と解決策を探るわけですが、そのケースを読み込むことに加えて、各社の事業紹介ビデオをYouTubeで見たりすれば、その会社のことを、「何となく」、「ざっくり」とは把握できます。


でも、そういった表面的な情報だけ集めても、議論の場においてどうも納得感が出せないというか、手触り感のある話ができないな~と感じてます。

 

 

ネスレユニリーバの商品にはどういったものがあって、どんなパッケージで、スーパーで品物を手に取ったとき、目で見たときどう感じたか。例えばキットカットは他のネスレ商品と比べてどう差別化しているか。

・欧州の航空会社を比較して、ブエリングとルフトハンザは、空港でのサービス、飛行機内でのサービスがどう違うか、どう感じたか。同じLCCでもライアンエアーとブエリングのサービスに違いがあるか。あった場合、ユーザーとしてどう感じたか。

・ウォールマートは日本で西友としてどう展開しているか。店内の様子、品物の質はどうか。ウォルマートはカルフールとどう差別化しているのか。店員のサービスはどうか。

 

等々、上述のような話をリアルな経験を踏まえたうえで語ると、とても説得力がある。英語力が拙くても、経験談となれば、クラスメートもそれなりに聞く耳を持ってくれる。

 

そういうことを考える一方で、この留学中、同じスーパーに行って同じPBばかり買ってしまったり、いつもH&Mで服を買ってしまったり、ワインやカバを飲まずにビールばっかり飲んじゃったり、と、面白みのない消費体験をしてしまっている自分にふと気が付きました。

色んな商品を試して、色んな小売店舗に入って、色んな料理を食べて、色んな乗り物にのって、色んな場所に直接足を運んで、たくさんの経験をして、たくさんの「リアル」をクラスメートに共有できるようにしたいです。

 


そのためにも、「ケースを読むのが忙しいから、買い物よろしく」と、妻にお願いする回数を減らさねば・・・。

受験と子育ての両立

年末年始はいくつかの国を周遊して過ごしていましたが、幼児との旅行はなかなかハードだなと改めて感じてばかりいました。いつぐずりだすか分からないし、食事中も常にハラハラドキドキだし、今日はたくさん歩いたから明日はゆっくり起きようと思っても、子供が5時台に起きちゃったりするし。

 


子育てと言えば、「MBA受験の準備と子育ての両立って大変じゃなかった?」と、日本人からよく聞かれますが、「いやいや、そんなことはないよ」と日本人らしく謙遜して(笑)答えることが殆どです。・・・が、実際のところ、楽ではないです。たぶん、勉強時間は子育てをしていない受験生(= 全受験生の90%ほど?)よりも少なくなると思います。ここは集中して勉強したい!という場面であっても、勉強中に突然子供が泣き出したり、なんてことはざらにあるわけなので、まとまった時間というのもなかなか取れないです。

配偶者に対してどの程度子育てを任せるかにもよるけれど、自分の場合は、できる限り子育てに携わりたいという思いがあったので、通学生の予備校にはY.E.Sを除いては行かず、基本的に家で勉強して、いつ何時でも子供と触れ合えるようにしてました。さすがに、GMAT受験の前日は別の部屋で寝させてもらいましたが・・・。

 

勉強を開始する前にAGOSの合格体験記を読んでいて、子育てと勉強を両立する=睡眠時間を削って勉強時間を確保するものだ、と覚悟していたんですが、いざ睡眠時間を削ると仕事と勉強の質が確保できなかったので、結局、毎日できる限り6時間は寝るようにしていました。つまり、育児の時間が増えれば増えるほど、勉強時間は減っていく一方ですね。

なので、もちろんストレスはそれなりに溜まるし、子供には悪いけど、「もし家庭の時間を減らせば、TOEFLであと+5点すぐにアップするんじゃないか、GMATで+30点アップするんじゃないか」と思ったことは何度もあったっけな・・・。

 

でも、どうしてそうまでして両立を目指したかと言うと、無事に合格が決まって学生生活が始まったら、勉強とネットワーキングと育児(家庭)の3つをバランスよく楽しみたいなと思っていて、それを実現するには、今から(勉強段階から)複数の物事を並行して進める訓練が必要だろう、と考えたからであります。

 

実際学生生活が始まってみたところ、3つ(勉強、ネットワーキング、育児・家庭)のうち、ネットワーキングにうまく力を注げていないわけですが。。。2018年の目標は、その3つをしっかり楽しむことですかね。